歴史と由緒のあるお寺

境内は、決して広いとは言えませんが、秩父の中心市街地が一望できます。ここからは、秩父の山並みに輝く夕陽が落ちるのを見ることができます。文歴元年(1234年)に開かれた秩父札所の仏教の寺院、秩父三十四観音巡礼札所十一番、南石山常楽寺。明治11年(1878年)の秩父大火で焼け落ちてしまいました。かつては、広大な寺域を誇り、仁王門まであったと伝えられています。それまでは、天台宗のお寺でした。その名残として、天台宗中興の祖「元三大師」が祀られています。この大火により、常楽寺は、廃寺となりました。
しかし、秩父札所として地元熊木町の方々の力で、維持されてきました。

その後、秩父札所十三慈眼寺18世住職柴原弘道の力により、慈眼寺境外仏堂として、護持されてきました。昭和54年弘道大和尚の弟子文雄が、宗教法人として認証を受け、慈眼寺から独立しました。
境内は、決して広いとは言えませんが、秩父の中心市街地が一望できます。ここからは、秩父の山並みに輝く夕陽が落ちるのを見ることができます。

このページでは、常楽寺境内の各種参拝スポットや祀られている仏像を順を追ってご紹介しております。ぜひお参りになられた気持ちで、ゆっくりとページを散策してくださいませ。

#01「 観音堂 」

西武秩父駅から徒歩15分。秩父観光でまず訪れたいのが秩父札所十一番、常楽寺。観音堂の建つ小高い境内地からは、秩父市の市街地が一望できます。
夕陽が輝くご利益スポットです。

#02「 元三大師 」

明治時代まで天台宗だったことを物語るのが、この元三大師様です。天台宗中興の祖とも言われています。
正月3日に亡くなったので、元三大師と言われています。
厄除け、疫病退散にご利益があります。摩を滅することから豆大師とも言われています。

#03「 普賢菩薩 」

辰巳の方角に建っている常楽寺には、辰巳年生まれの守り本尊普賢大菩薩が祀られています。
4月20日が普賢菩薩の縁日です。毎月20日は、例祭を行っています。
お話の後、一緒に読経し、ご祈願します。

#04「 不動明王 」

不動明王は、仏教において重要な護法の明王です。慈悲心を持つが、その怒りの表情で悪を退散させることで知られています。
剣と縄を持ち、煩悩を断ち切る力と煩悩を縛り付ける力を象徴しています。信者の障害を取り除き、真理へと導く役割を担っており、お不動さんとして多くの寺院に祀られています。

#05「 布袋尊 」

布袋尊は、七福神の一つとして親しまれています。豊かな笑顔をお腹を持つ福の神です。
物質的な豊かさだけでなく、精神的な豊かさ、家庭の平和、商売繁盛のご利益があり、人々に幸福と希望をもたらすと言われています。

#06「 おみくじ 」

江戸時代から残っているおみくじ箱で、くじを引いてください。おみくじは、元三大師が考案したと言われています。おみくじを引いた後、どのくじを境内に残していくのか、動画で解説しています。
古いおみくじだけでなく、猫やお稲荷さんのおみくじもあります。

#07「 階段を登ってみた 」

常楽寺は、もともととても広い境内を有していました。明治の大火以前は、この階段が、正面であったと思われます。
参拝者は、誰もがこの階段を登り常楽寺に訪れたのでしょう。
常楽寺には、かつて仁王門のあったと伝えられています。どのあたりに建っていたのか、今では、知る由もありません。

ダイジェスト動画

いかがでしたでしょうか?境内には写真や動画だけでは伝えきれない魅力がまだまだ数多くございます。
ぜひ歴史ある秩父札所十一番、南石山常楽寺へ、足をお運びくださいませ。

お問い合わせ CONTACT

ご祈祷/ご供養のお申込 RESERVATION

youtube